文: ジューン・スモールズ
物心つくころから自分でお話を作り、ペットの動物やぬいぐるみに語り聞かせていた。小学一年生ではじめて詩を出版して以来、ずっと書きつづけている。夫と子ども、果てしなく増えつづける動物たちといっしょにアメリカ・バージニア州に住んでいる。本を書いていないときは動物園や水族館を訪ねたり、本を読んだりと、リサーチに余念がない。サメと泳ぎ、トラやクマやシマウマ、ウミガメにごはんをあげ、ゾウと交流し、エミューに(2回も!)噛まれた経験がある。主な著書に『むれを みちびく ゾウの じょおうさま』(イマジネイション・プラス)、“Odd Animal ABC’s” “This Cat Loves That!: A Cat Book for Kids”などがある。米児童図書作家・画家協会会員。https://junesmalls.com/
絵: しもかわらゆみ
東京都出身。絵本作家・イラストレーター。講談社フェーマススクールズでイラストレーションと動物細密画を学び、2014年『ほしを さがしに』(講談社)で絵本作家デビュー。主な作品に『わかってるって』『むれを みちびく ゾウの じょおうさま』(イマジネイション・プラス)、『おすわり どうぞ』『ねえねえ あのね』(以上、講談社)、『おんなじ だあれ?』(あかね書房)など。海外でも翻訳出版されているほか、アメリカの出版社からの依頼で絵本の作画を担当するなど、国内外で活躍中。千葉県在住。
訳: あまがいひろみ
東京出身在住。絵本の翻訳に『トゥクパを たべよう―インドの ごちそうスープ』『むれを みちびく ゾウの じょおうさま』(イマジネイション・プラス)がある。訳書に『ぼくのわんこ』(岩崎書店)、『ハリー・オーガスト、15回目の人生』『ウール』(角川文庫)、 『わたしに会うまでの1600キロ』(共訳 静山社)など。キジトラ猫のドリーと暮らしている。
絵本の内容
マウンテンゴリラの群れはオスの リーダーが導きます。リーダーはとても身体が大きく、しかしとてもやさしいのです。ある年齢に達するとオスの背中の毛は銀色になり「シルバーバック」と呼ばれるようになります。精細なイラストでゴリラの生活を語る絵本です。
出版社から
マウンテンゴリラはかつて中央アフリカの森の奥でひっそり暮らしていました。そんなゴリラたちの運命が大きく変わったのは20世紀のこと。開発による自然破壊や密猟、人間が媒介する病気の犠牲となって、1980年代には300頭ほどまで数を減らしたといいます。さいわい熱心な保護活動が実り、2018年には1000頭を超えるまでに生息数は回復しました。けれどマウンテンゴリラは今も「絶滅危惧種」。その命は紛争や開発や地球温暖化におびやかされています。
文: ジューン・スモールズ
絵: しもかわら ゆみ
訳: あまがい ひろみ
ISBN: 978-4-909809-47-6
ページ数: 40ページ
サイズ: 258 x 260 x 10mm
シリーズ名: imagination unlimited
刊行: 2023年6月30日